東京放浪備忘録4

今回は僕が東京に起業する為に上京したにも関わらず、ポーカーばっかしていたお話をしたいと思います。
元々大学のサークルがメインでほとんどアミューズメント施設で遊んだことがありませんでしたが、東京には至る所にポーカースポットがありました。さらにほとんどリングゲームだったので、アミューズで遊ぶトーナメントはとても新鮮でした。
そこからポーカーの沼にハマり、貯金もろくにないにも関わらず四六時中ポーカーをしていました(笑)その時優勝が重なり、“俺つえー”と思い、ますますアミューズに入り浸る事となりました。
お金も底をつき、日雇いの仕事をしたり友人にお金を借りたりしながら、ポーカーをしていました。

ただこのポーカー生活も全くの無駄ではなかったと言いたいです。というのもポーカーをされてる方は本当に経営者や重役の方が多くて、そういった方と気軽にお話しできる場というのを僕は他に知らなかったので、かなりためになりました。美容クリニックの社長の方やYouTubeコンサルティング会社の社長など、通常なかなかあることのできないであろう方々と共通の話題があることで色々お話をしてくださいました。
すごく夢見ていた自分にはかなり辛辣な言葉もありましたが、それも含めすごく刺激になりました。「会社の大きさはトップの大きさによって決まるから、今の君では限界があるよ。」と言われた時は、かなり凹みましたが現実を見つめ直すきっかけになったとともに、“絶対ビックになってやる”と次へのエネルギーに変えることができました。

このようにして、社会勉強と称しポーカーを興じる日々だったのですが、その中に僕のその後を左右する運命的な出会いがありました。
その出会いは新宿にあるとあるアミューズでポーカーをしていた時です。僕含め三、四人しか参加していないトーナメントで自然とプレイヤー同士でお話ししながらプレーしていました。そんな時何気なく入ったスーコネが人生初のストレートフラッシュになり、楽しく会話していた手前すごく申し訳ない気持ちですが、ガッツリ勝つことができました。この時の相手というのが偶然にも“岡山のひろさん”で、このストレートフラッシュがきっかけでその後も楽しくお話ししてくださいました。さらにただ同卓していたという縁だけで、ラーメンをご馳走してくださったりその後のアミューズのトナメ代を出していただきました。初めて会った小僧にここまでしてくださったことにとても感動しました。
さらにその縁だけで岡山に呼んでいただき、今に至ります。漠然とした不安の中で、ひろさんのお話は希望でした。なのでこの出会いが間違いなく自分の人生の転機となりました。

ポーカーには何かと振り回されてますがポーカーのおかげで今があるので、この出会い全てに感謝したいです。